医療系のお仕事ってどんなのがあるの?

  • URLをコピーしました!

先日、地元の看護学校で開催された小学校高学年から中学生が対象の体験見学会に娘と参加してきました。学生さん達が手の洗い方や血圧の測り方、体が不自由な方の日常生活の体験などを優しく指導してくれて、娘は「将来は看護師になりたい」とすっかり魅了されていました((笑))。

看護師は診療や治療の補助などを行う専門性の高い仕事で、患者さんや利用者さんの命に関わるとてもやりがいのある仕事だと思うので 親としては大賛成なのですが、その反面夜勤があったり激務だったりとキツイ仕事のイメージもありました。

なので今回は看護師の仕事を知る為にも、看護師を含む「看護職」になる方法や仕事の内容などを調べてみたいと思います。看護師など医療に関わる仕事に興味のある方はぜひ最後まで御覧になってください。

楽天ブックス
¥1,980 (2024/02/23 08:08時点 | 楽天市場調べ)
\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場
目次

「看護職」の仕事内容は?

看護師を含む、人々の健康を守り、豊かな人生を送れるようにサポートする「看護職」には、保健師や助産師、准看護師が含まれます。

看護師

医師の診療の補助的役割が大きな仕事で 外来患者さんの診療や検査のサポート、入院患者さんの注射や点滴、食事や入浴のお手伝いなどのほか、患者さんの話し相手となることで心のケアをするのも大切な仕事の一つです。

准看護師

診療のサポートや患者さまの介助など正看護師と業務内容に大きな違いはありませんが、正看護師が自身の判断で看護業務を行えるのに対し、准看護師は自身の断で看護業務を行うことはできません。医師や正看護師の指示に従い看護業務を行うという点が唯一異なります。

保健師

公務員あるいは企業の社員として、地域住民や組織の人々の健康推進・病気予防のために健康相談にのったり、生活改善のための指導・アドバイスをしたりと、人が健康的な日々を送れるようにサポートするのが大きな仕事です。

助産師

出産をサポートして赤ちゃんを取り上げる以外にも、妊娠中や出産後の健康指導や新生児のケアなども助産師が行う大事な役割です。正常分娩であれば医師の指示なしに助産介助を行うことができます。

看護師と准看護師の仕事内容はほぼ同じ

自分の判断で業務を行うことができない以外は 准看護師と看護師に大きな違いはない為、就きたい仕事をこの2つで迷う時は、それぞれの資格の取り方や取りやすさで選んでみてもいいでしょう。

「看護職」のなり方は?

看護職は専門性の高い職業なので、それぞれの看護職を要請する学校に通い 最終的にはそれぞれの資格を取得するための試験に合格する必要があります。

看護師

高校卒業後に「看護師養成校(4年制大学、3年制の短大・専門学校)」で学ぶ。又は中学校卒業後に「5年一貫制看護高校」で学んだうえで看護師国家試験を受験し、合格することで「看護師免許」を取得することができます。

准看護師

中学、高校卒業後に、准看護師養成所で2年間の課程を修了する。又は中学卒業後に高校衛生看護学校で3年の課程を修める。その後各都道府県で実施される試験に合格することで「准看護師免許」を取得できます。

保健師

保健師になるためには、前提として看護師免許の取得が条件となります。保健師になる方法としては…

1、高校卒業後、保健師コースのある4年制大学へ入学し、4年間看護師と保健師になるための授業を受ける。保健師、看護師の国家試験をダブルで受験し 両方合格すれば保健師として就職可能。

2、高校卒業後 看護師免許を取得するための学校へ入学し、看護師になるための授業を受けたのちに看護師国家試験を受験し看護師免許を取得する。その後保健師の養成学校へ入学し、1年間保健師になるための授業を受けてから保健師の国家試験を受験。合格すれば保健師として就職可能。

助産師

助産師になるためには、前提として看護師免許の取得が条件となります。助産師になる方法としては…

1、高校卒業後、助産師助産師コースのある4年制大学へ入学し、4年間看護師と助産師になるための授業を受ける。助産師、看護師の国家試験をダブルで受験し 両方合格すれば保健師として就職可能。

2、高校卒業後 看護師免許を取得するための学校へ入学し、看護師になるための授業を受けたのちに看護師国家試験を受験し看護師免許を取得する。その後助産師の養成学校へ入学し、1年間助産師になるための授業を受けてから助産師の国家試験を受験。合格すれば助産師として就職可能。

すべて専門的な学校に通う必要がある

最短でも准看護師で2年、看護師で3年、保健師と助産師で4年間の勉強期間が必要となります。普通大学でも4年間通うと思えばそこまで長い期間ではないでしょう。

\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場

「看護職」の難易度は?

続いては専門的な知識を要する看護職の国家試験の難易度を見ていきましょう。

看護師

令和4年度の看護師国家試験の合格率は91.3%です。看護師国家試験は試験範囲が広く、試験合格に向けた対策が必要になりますが、しっかりと勉強できていれば試験に落ちる可能性は低いようです。

准看護師

令和4年度の准看護師国家試験の合格率は97.9%です。准看護師は各都道府県知事が与える資格で、試験範囲もそれほど広くはなく、他の看護系資格に比べると最も高い合格率となっています。。

保健師

令和4年度の保健師国家試験の合格率は89.3%です。看護師や助産師の合格率に比べると合格率はやや落ちますが、試験自体の難易度はそこまで高くないでしょう。ただし、保健師養成課程を持つ学校が限られているため、入学までが一つのハードルになります。また、看護師とダブル受験する場合は日々の勉強と試験勉強に多くの時間を費やす必要があります。

助産師

令和4年度の助産師国家試験の合格率は99.4%です。かなり高い合格率ですが、看護師と助産師の同時受験が可能な助産師養成課程を持つ大学は限られているので、ダブル受験を目指す方にとっては大学に入るまでが一つの難関ともいえるでしょう。

どの資格も高い合格率だが…

どの資格も合格率90%以上と、まじめに勉強していれば試験に落ちる可能性は低いようです。ただし保健師と助産師は看護師免許の取得が条件となる為、ダブル受験する際にはかなりの勉強時間が必要となりそうです。

2つの資格を確実に取るのであれば、看護学校に通い看護師免許を取得後、それぞれの資格取得の為の学校に編入したほがいいでしょう。

「看護職」の給料は?

2023年に発表された「令和4年賃金構造基本統計調査」の結果からそれぞれの平均年収を見ていきます。

看護師

看護師の平均年収は5,081,000円、平均月給は351,600円、平均賞与は862,100円という結果となりました。

准看護師

准看護師の平均年収は4,181,000円、平均月給は296,200円、平均賞与は627,300円という結果となりました。

保健師

保健師の平均年収は4,812,000円、平均月給は333,800円、平均賞与は807,200円という結果となりました。

助産師

助産師の平均年収は5,842,000円、平均月給は398,700円、平均賞与は1,057,700円という結果となりました。

助産師は男性の平均年収も超える

日本全体の平均年収は男性で5,549,100円、女性で3,943,500円、男女合わせると4,965,700円です。准看護師以外は男女の平均年収に近いかそれ以上で、女性の平均年収と比べると全ての仕事で上回っているのがわかります。

やはり看護職は女性にとっては稼げる仕事だということがわかりました。

楽天ブックス
¥2,200 (2024/02/23 08:18時点 | 楽天市場調べ)
\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場

「看護職」のメリット・デメリット

ここまで4つの看護職を調べた中で、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

看護師

メリット

  • やりがいがある
  • 給料が高い(特に夜勤)
  • 転職に困らない

デメリット

  • 夜勤があると体への負担が大きい
  • 過酷な労働環境

准看護師

メリット

  • やりがいがある
  • 短期間に安い費用で資格取得ができる
  • 転職に困らない

デメリット

  • 夜勤があると体への負担が大きい
  • 過酷な労働環境
  • 業務内容がほぼ同じなのに看護師よりも給料が低い

保健師

メリット

  • やりがいがある
  • 他の看護職に比べ体力的にも精神的にも楽
  • 夜勤がない
  • 看護師資格もあり転職に困らない

デメリット

  • 保健指導・健康相談などコミュニケーションをとる仕事が多く、学んだ看護師スキルを発揮する機会がない

助産師

メリット

  • やりがいがある
  • 看護職の中では給料が最も高い
  • 新たな命の誕生を直接的にサポートできる
  • 看護師資格もあり転職に困らない

デメリット

  • 夜勤がある為 体への負担が大きい
  • 看護職の中でも特に過酷な労働環境

どの看護職も似通ったメリット・デメリットだが…

どの看護職にも「やりがいがある」、「転職に困らない」と共通したメリットがあり、デメリットには「過酷な労働環境」や「夜勤がある」がほぼ共通していました。

そんな中で保健師だけは夜勤がなく勤務内容も他の看護職に比べて比較的負担が少ないようでした。

\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場

まとめ

今回は「看護職」についてしらべてみました。

個人的な意見としては、看護師と准看護師では業務内容がほぼ変わらず 准看護師のほうが給料が低い傾向にあるので、二つの職業のうち どちらがいいかといえば看護師の方がいいのかなと思いました。

さらには保健師だけは夜勤がなく、病気になるのを未然に防ぐお手伝いができる「予防医療」が主な業務内容というのが興味深く、もし娘が看護職の中でどれがいいか迷うようであれば 保健師を薦めてあげたいあげたいと思いました。

今回調べていく中で 看護職は数ある職業の中でもとてもやりがいのある職業だと再認識することができました。皆さんもやりたいことが見つからない、やりがいのある仕事がしたいと思ったら 是非一度看護職を検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次